ビル管理会社が日本語学校を設立。地元企業の人材確保に貢献
取り組み内容
外国人雇用は慢性化した人材不足問題の救世主
東海ビルメンテナスは、ホテル、商業施設、病院、オフィスビルなどの環境衛生管理業・設備管理業・警備業を含めた施設総合管理を請け負う会社です。地域の建物の安全性、快適性を担う事業であり、ときには管理する施設の省エネ対策やエコ提案を行う事もあります。
同社での外国人材雇用活性化のきっかけとなったのは、東京エリアでホテル客室清掃の仕事を請け負った際、アルバイト募集をしたところ、日本語学校に通う留学生の応募が多数あり、雇入れをした事です。
それまでは、外国人雇用には縁がなかったものの、その働きぶりに好印象を持ったといいます。彼らが日本語習得のために一時的に来ているのではなく、日本の企業に就職し、卒業後も日本で働き続けたいという夢を持っていることもわかりました。
また、『日本で起業したい』『これから日本に来たいと思っている後輩をサポートしたい』そんな思いも持っていたのです。
こうした人材に、東京エリア以外でも活躍してもらおうと、小田原でもベトナム人技能実習生の受け入れを開始しました。
昨今では、高度人材や特定技能ビザを保有する多くの外国人材が東海ビルメンテナスで数多く活躍しています。
県西初の日本語学校を作り留学生を受け入れる
小田原・箱根エリアでは今後もインバウンドの増加が予想され、『外国人材はますます頼れる存在になるだろう』『地元企業の人材のプラットフォームができるかもしれない』という思いで一念発起、自ら2016年に神奈川県県西地域初の日本語学校である【LIBERTY小田原日本語学校】を開校しました。
現在、1年半コースと2年コースがあり、留学生の国籍はフィリピン、ベトナム、タイ、バングラデシュ、スリランカ、ネパールなど東南アジアを中心に様々です。
その数は開校以来年々増加しており、2024年には定員は120名になりました。
住まいは自社の寮を提供し、また銀行口座の開設、携帯電話の契約、市役所の住所登録など、留学生にとってとまどいがちな問題についても、学校職員や専門部署の外国人雇用推進部の社員がサポートしています。
卒業後は専門学校や大学に進学するほか企業などへの就職も多く、進路についてのサポートも行っています。進学したのちに県西の企業に就職するなどの成果もあがっています。
自社ビルを改修して介護施設事業を展開
静岡にあった自社ビルを改修して、2019年に介護施設「リバティ東海ケアサービス」として開業しました。1階は駐車場、2階はデイサービス事業、3階以上はサービス付き高齢者住宅として運営しています。
同社の取り組みは、ゴール4(質の高い教育をみんなに)を中心に、ゴール10(人や国の不平等をなくそう)ゴール11(住み続けられるまちづくりを)などその他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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株式会社東海ビルメンテナス
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