女性リーダーの育成をめざし、実践的なアプローチ
取り組み内容
誰もが専門性の高い教育が受けられるように
小田原短期大学は、女性リーダーの育成に取り組む女子短期大学。食物栄養学科と保育学科があり、「おだたん」の相性で親しまれています。卒業後に安定した仕事を獲得し、専門職として活躍できるように、食物栄養学科では栄養士と栄養教諭を、保育学科では保育士と幼稚園教諭を養成しています。卒業時に資格を生かして就職する学生は2021年度の実績で、食物栄養学科が77.9%、保育学科が89.4%という成果をあげています。
同大学独自の科目「おだたん人間成長講座」は、卒業後の社会人としての行動を学ぶ科目として位置づけ、女性リーダーの育成をめざしています。
個々の経済状況に関わらず質の高い教育が受けられるようにとの配慮から、在籍する学生に対する経済的支援も充実しています。2年生には給付型奨学金「手塚誠育英基金」を提供、また入学時の特待生試験で20名を選抜し、2年間にわたり授業料の一部を免除するという制度があります。
地域と連携した多彩なプログラム
地域に根付いた教育プログラムがあるのはおだたんの特徴のひとつ。地域の人と触れ合いながら教室では学べない実践的な経験ができる場です。
「おだたんひろば」は0~2歳の乳幼児とその保護者が参加して、遊具などを使って一緒に遊びながら楽しい時間を過ごすプログラムです。子供たちと遊ぶだけでなく、保護者の方とお話ができる機会が得られます。
「おだたん食育村」は、子供や保護者と一緒に料理を体験して、地産地消や食事のバランスについて考え、食事の大切さを伝えるプログラムです。食物栄養学科が主催、2007年から年2回開催しているイベントで、地粉を使ったうどんづくりや、餃子づくりなど、学内の厨房を使用して行います。時にはお父さんが参加することも。
乳幼児研究所による幼児教室「おだたんくらぶ」では、2歳児とその親を対象に、遊びを中心とした活動を行っています。教員のピアノ演奏や歌、季節に合わせた内容で、年に6回開催。学生にとっては、家庭から社会への移行期にある入園前の子供に接する機会として貴重です。
また、食物栄養学科の学生は、小田原市の「こども食堂」にボランティアで参加、栄養士になるために学んでいる知識と技術を生かして活動しています。
SDGsをめざしたその他の取り組み
・プラスチックゴミの削減のために、学生と教職員全員にステンレスボトルを配布、同窓会から寄贈されたウォーターサーバーを学内2箇所に設置してマイボトルの利用を促進しています。
・廃棄物を削減することをめざし、会議資料のペーパーレス化に取り組んでいます。また、利便性を損なわない範囲で図書資料を紙媒体から電子情報へ意向、資料のデータベース化を進めています。
・社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴルは障害のある人たちに表現の場を提供し、そこで生まれた作品を企業などに貸し出すリース事業を展開しています。同大学はこの事業に賛同し、所属のアーティストの絵画を学長室に飾っています。
・女性の活躍に積極的な企業として、2020年度の小田原Lエールのゴールドステージに認定されました。
同社の取り組みは、ゴール4(質の高い教育をみんなに)を中心に、ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)ゴール1(貧困をなくそう)ゴール3(すべての人に健康と福祉を)などその他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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