SDGs推進のために意識を変える活動を!
取り組み内容
箱根湯本の須雲川沿いに建つホテル仙景は、総客室15、すべての客室に源泉風呂を備えた趣あふれる和風旅館です。
若女将の津田かおりさんはあるとき中小企業のための経営セミナーに参加、そこでカードゲーム「2030 SDGs」に出会います。
このカードゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームで、プロジェクト活動をシミュレーションしながらSDGsの本質を理解することができます。SDGsファシリテーターの資格がある人が、このカードゲームを主催することができ、さまざまな場面で啓蒙活動を行っています。
このカードゲームの内容に共感した津田さんは、さっそく2030SDGsファシリテーター養成講座を受講、猛勉強の末に約1カ月という超短期間で見事資格を取得しました。
そしてファシリテーターとして、社内研修を行うだけでなく、学校や企業に出向いてワークショップを実施するなど積極的に活動しています。
ホテル仙景においても意識が変わり、少しずつできることから環境のためになる取り組みを開始しました。
ホテルで提供する食事については、食材とメニューを見直しました。箱根山麓豚、足柄牛、箱根の水を使った豆腐、小田原レモンなど、地元の食材を可能な限り取り入れたメニューを開発し、提供しています。アニマルウェルフェアに配慮した平飼いの卵を採用、2030年までに全部の卵を平飼い卵にすることを目標としています。また、箸は吉野檜の間伐材を利用した割り箸に。抗菌作用があるというメリットだけでなく自然保全の観点からも意味があります。
客室のティッシュケースやルームキーホルダーのほか、館内各所に箱根の伝統工芸品である寄木細工製品を採用、今後もアイテム数を増やしていく計画です。館内のカフェではプラスチックのストローを廃止し、繊細で美しい柄が魅力の美濃焼の陶磁器製を使用しています。このほか、シャンプー、コンディショナー、ボディソープを詰め替え式のポンプタイプの容器に変更、シャワーヘッドを節水型に交換など、順次進めているところです。
人材育成においては、各部署の垣根をこえた研修を行ってレベルアップを図り、また、女性スタッフはもちろん外国人スタッフも活躍できる環境を整えています。
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記事作成者:運営事務局
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