水切れの良さや洗浄力、そして手に入りやすさなどから、なかなかプラ系のスポンジから脱却できずにいたけど、海の目の前に住むようになって、ようやくキッチンやお風呂のスポンジをノープラスチックのものに変更できました。

プラ系素材のスポンジに含まれるマイクロプラスチックが海に流れ出すのを少しでもなくしたいと思ってます。

写真右２つのは近所のイオンで、
ヘチマたわしは近所の農家さんが育てたもの、
タワシは普通のスーパーで入手。

脂ものの汚れはヘチマたわしでしっかりこすってから、トウモロコシスポンジに植物系の洗剤をつかって洗ってます。よほど脂よごれが酷くない限り、これできれいに脂がとれます。脂汚れが酷いときはいらない紙で先に拭くかお湯で流してます。

また、尾鷲には素晴らしいスポンジがもう１つあって、２枚めの写真の「へむへむ」という尾鷲ヒノキからできたスポンジです。この間まで売り切れてて、いま我が家ではお風呂の浴槽を洗うのに使ってます。ヒノキは耐湿性や耐水性、そして抗菌性に優れていて、さらに樹脂が油を吸着するそうで、洗剤いらずに浴槽は洗ってます。雨の多い尾鷲で浴室に置いていてもカビが生えたりすることもなく、たまにヒノキが香る優れものです。

３枚目は家から５分のビーチ。
こういう場所に住んでいると、目の前の海で穫れる美味しい魚や自然の癒やしや美しさを日々いただいているんだなと、心底感謝します。
セルロース系のスポンジは、市場ではまだ少し割高ですが、未来への投資と、自然からいただいている数々のものへの感謝だと思えば、微々たるお金かもしれないと思います。
今年の夏はヘチマの栽培にも取り組もうかな^^

少し前に私の住む漁村の友人がやっているカフェで
「To Whice We Belong 〜君の根は〜」の上映会をしました。

このドキュメンタリーを見たことがなくて、
気候変動や生物多様性や持続可能な暮らしに興味のある人は
ぜひ見てみてください。
今も全国各地で上映されているし、
なんなら自主上映者募集中なので、
周りの方と簡単な上映会を開いてみるのもおすすめです。
（少人数でも上映会OK）
https://www.daichi-kurashi.com/theater

私は２０代前半からエコロジカルな取り組みに
仕事やプライベートで多少は関わってきましたが、
「気候変動」というとなんだか個人では手がつけられない気がしていました。
そしてもう手遅れなんじゃないかという悲しい気持ちもすこし…。

でもこのドキュメンタリーを見て、
１人１人が小さなプランターからでもCO2対策が
楽しみながらできるんだなと、嬉しくなったのと、
自分の住む小さな漁村で
海からできるカーボンニュートラルを目指したい！
なんて壮大な夢を抱いてしまいました^^

そう思っちゃうぐらい、
すでに実践されていて、数字としても大きな成果をあげている
そんな人達のドキュメンタリーです。
前半は大規模な取り組みが多くでてきますが、
後半には小さな内容も出てきますので、
ぜひ皆さんも楽しみながら見てみてほしいなと思って
紹介させていただきました。

ようやく小さな畑を持って約２年。
自然農を目指し、まだまだ上手に育てられないけれど、
植物を育てて本当に興味深いのは、おいしい収穫物はもちろんだけど
生き物の多様性をこの目で、この鼻で、この手で、
実際に感じられることだなぁ、と思っています。

今年のミミズ、ダンゴムシ、ウリハムシ（嬉しくない）の多さ、
マリーゴールドを植えると落ち着いたシソの葉を食べるなにか？
美しいトカゲ、モグラの通る道…、
成長とともに美しい形を織りなす葉っぱや花や実、
土を掘り返したときに来るいろんな鳥…
あっ、サルも鹿も来る…^^
面白いです。

豊かな畑にはさまざまな命がいっぱい。
人の多様性もそうありたいし、
さまざまな命とともに歩める自分でありたいなぁと
小さな畑から思う日々です。